フルメタルジャケット

「私が訓練教官のハートマン先任軍曹である。話しかけられた時以外口を開くな。
口でクソ垂れる前と後に「サー」と言え。分かったか、ウジ虫!」

作中のセリフの第一号がこれ、いやーもう強烈ですね。
このフルメタルジャケットは前半と後半で大きく内容が違います。
前半部分はヒヨッ子の新兵たちを先述のハートマン軍曹が徹底的に鍛え上げ、
後半部分はハートマン軍曹の下で鍛えられた兵士が実際戦場に行ったお話になるのですが

正直言って後半はそれほど印象が強くありません(笑)
ああ、いえ…出来が悪いという意味ではないのですが
前半のハートマン軍曹のキャラが強烈すぎるのです。

日本ではまず耳にすることのないような罵詈雑言を訓練中にひたすら浴びせかけ
時と場合によっては鉄拳制裁も辞さない、叩き上げの軍人といった感じで
ものすごい迫力、威圧感、そういったものを感じさせる素晴らしいほどにリアルな演技です。

ああ、いや…演技と言っていいのかな、これ…。
ハートマン軍曹を演じるリー・アーメイ氏は元々役者ではなく
教官役を演じる俳優に演技指導をする退役軍人だったのですが
彼の凄まじい演技指導に感銘を受けたスタンリー・キューブリック監督が
急遽その場で彼をハートマン軍曹役に抜擢したというエピソードがあります。
役者でなくて、退役したとはいえ本物の軍人がやってるんだから、そらリアルですよね。
そんなわけで訓練のシーンは実際の海兵隊の訓練に限りなく近いものと言ってもいいでしょう。
余談ですがリー・アーメイ氏はこの映画の影響で退役時は2等軍曹だったのが
1等軍曹に昇格されたそうです。海兵隊では初の珍事だとか。

新兵たちの戦争に対する恐怖心を打ち砕くために
ひたすら口汚く彼らを怒鳴りつけ、大声で罵るのが教官の仕事の1つということですね。
海兵隊の訓練から実際の戦場での作戦行動が作品全体を通して描写されており
戦争映画としては非常に良い出来上がりだと思います。
唯一にして最大の難点はハートマン軍曹の発する言葉があまりに下品で強烈すぎることでしょうか…
そこがこの作品の大きな魅力でもあるんですが、一般女性にはちょっとお勧めできませんね…。
本場海兵隊式の罵りをマスターしたいという方には教科書的な映画になるかもしれませんけれど(笑)
  1. 2013/06/12(水) 07:30:42|
  2. アクション映画

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 かおり

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インファナルアフェア/しあわせの隠れ場所/フルメタルジャケット

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