任侠ヘルパー

映画任侠ヘルパー。テレビドラマを毎週欠かさず見ていたので映画版もとても楽しみにしておりました。
 内容は、介護をテーマにしているのですが、世話人がヤクザということで、ヤクザがお年寄りの介護の問題に向き合うという意外性に惹かれました。特に気になった点は、お年寄りが金儲けの道具として扱われているというシーンでした。

刑務所にいた時に知り合った元暴力団の人の紹介で草薙剛さんが演じる彦一は、そこの暴力団の仕事をするようになります。ところが、その仕事というのがお年寄りをボロイ施設に入れて年金や生活保護費をだまし取るというものだったのです。
そのだまされた老人達というのも暴力団からの闇金で破産した人たちでした。そこの施設はとても人間が住むような環境ではなく、お年寄りと接しているうちに彦一にも変化が訪れます。

 義理人情にあつい彦一は施設をよくしようと立ち上がりそれに賛同するものも増えて施設はどんどんよくなっていきます。ですが、暴力団がそれを黙ってみている訳でもなく彦一の裏切りに対して施設や彦一本人に様々な嫌がらせや暴力を加えていきます。
 この映画が単なる元ヤクザが老人を介護するといった内容の映画ではなく、超高齢社会を迎えた現代の日本をよく反映させているという点がとても印象に残ります。同時に深く考えさせられました。行き場がない。そう、まさに「行き場がない」ということが最大にテーマだったと私は感想を持ちました。お金がない。身寄りもいない。そういった高齢者はどこに行けばいいのでしょうか。暴力団が年金や生活保護をだまし取っていたとはいえ、施設がボロいとはいえ、とりあえず暮らす場所があった。彦一が来る前は世話人は一人だけだったがそれでも面倒をみてくれる人がいた。それだけでも救われていたように思えます。行政や政治家もこの映画に登場するのですが、結局そこには利権が絡み介護問題の本質の改善には至らないという点も注意すべきところだと思います。
  1. 2014/09/12(金) 07:16:31|
  2. アクション映画

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