イングロリアス・バスターズ

時は第二次世界大戦中のナチス全盛期。ヒトラー率いるドイツ軍が愚劣なユダヤ人迫害を繰り返している裏で、アメリカ特殊秘密部隊は次々とナチス兵たちを惨殺していき、不気味なシグナルをヒトラーに送ります。その特殊秘密部隊を率いるのがブラッド・ピット扮するレイン米陸軍中尉。彼は、ユダヤ系アメリカ人8名の仲間とともに、めっためったとナチス兵を殺していく中、最終的にヒトラー殺しへと邁進していきます。
もう一方で、ドイツ軍の占領下にあったフランスでは、ショシャナというユダヤ系美女がドイツ兵の迫害から逃れ、ユダヤ人であることを隠し映画館を営んでいるのですが、彼女もまたヒトラーに対する強い憎しみから密かに復讐計画を企てているというお話です。

と書きますと、なんだか小難しい歴史ものか。と思うかもしれません。しかし、そこは巨匠タランティーノ監督。まったく期待を裏切りません。キル・ビル以上の痛快さとストーリー展開で、見事なエンターテイメントに仕上げてくれています。2時間以上あるかと思いますが、まったく見飽きることなく、退屈なシーンなど一切ありません。

実際に存在していたナチス・ドイツやヒトラーなど実在するキャラクター、歴史的背景を使いながら、大胆に事実をねじ曲げ一つのストーリーにしてしまう。それが最高の役者と舞台、衣装で仕立てていく様は、本当にあっぱれとしか言いようがありません。

暴力的なシーンもありますし、見てて痛い痛いと思うシーンもあり、そういうところで拒絶反応を起こす人もいるかもしれません。私も進んでグロい映画を観る方ではありません。でも、これを見終わったあと、そういったシーンを振り返って思うことは、「必要なシーンだったな」ということ。もちろんエンターテイメントにおいてということもあるんですが、やはり戦争というものを描く際に必要不可欠だということです。

本当にこういう残酷なところを見ると、戦争って惨いって心からそう思います。日本もこういうことしていたんだと思うし、そういうリアリティが戦争を知らない私のようなものには欠如しているわけです。ですから、人が人を殺す惨さ、怖さを抜きにはおもしろがってばかりはいられないと感じました。それ以外にも見所は、たくさんある映画です。見て損はないと断言します。
  1. 2013/07/13(土) 07:39:53|
  2. 警察映画

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